SaCSS vol.07 「MovableTypeで作る 企業サイトの基本」補足

遅くなりましたが、前回のSaCSS勉強会で話した内容のまとめと補足を掲載しますので、参加されたかたは参考にしてください。
(なお、スライドデータの公開予定はありません)

MTに関する基礎知識

MTは非常に活発なユーザーコミュニティを持っている。
2004年頃からユーザーが増え始め、2005~2006年頃から企業サイト構築、関連書籍出版などの流れが出来てきた。

MTを使って構築しているサイト

  • 東京もつ鍋天国(コミュニティサイト)
  • 東京ナイロンガールズ

MTタグでできることいろいろ

変数・条件分岐が使えるので、アイデア次第で面白いものが作れます。

ごっごめんなさい‥‥!

サンプルサイトの概要

MTで構築した一般的なサイトの見本として、架空の生花店のサイトを用意しました。

サンプルサイトの概要

サイト構成は、

  • トップページ
  • 店舗紹介
  • お問い合わせ
  • アクセスマップ
  • お知らせ
    • お知らせのアーカイブ
  • 商品一覧
    • 商品一覧のアーカイブ

こういう階層構造になっています。
MT5で構築したので、サイトの中に「お知らせ」「商品一覧」という2つのブログがあり、その他はWebページで構成されています。

これは、小規模な企業・店舗サイトによくある「お知らせだけを自分で追加したい」という要望を満たす仕様として考えました。

MTでWebサイトを構築する時に重要なポイント

  • ページかカテゴリか?
  • 動的ページか、静的ページか?
  • カテゴリ名と構造をしっかり決める
  • コンテンツの増減や、アーカイブの蓄積・カテゴライズが必要かどうか、設計をしっかり検討する

と、スライドに書いたのですが、「静的動的」というのは不要ですね。
いずれにしても、カテゴリ名・構造をしっかり決めることと、Webページとブログ記事のどちらを用いるかという切り分けは非常に重要です。
コーディング時に困らないためにも、設計はしっかりおこなってください。

MTタグの基本

これは書籍等見ていただいた方が早いので、リンクだけ。

Movable Type テンプレートタグの種類と働きのページは必読です。
このページに記載されているタグの記述をテストしてみたい人は、MTの管理画面からテスト用のインデックステンプレート(メインインデックスのコピーなどを作成すると良いでしょう)を作って、試して見ると良いです。

テンプレートモジュールについて

MovableTypeのテンプレートモジュールは、Dreamweaverのライブラリに非常に似ていると思うのですが、参加メンバーの中にこの機能のことを知っている人があまりいませんでした。残念。
また、WordPressでのサイト構築経験のあるかたには、ファイルをインクルードするいう説明でピンと来たようでした。

なお、モジュール内では条件分岐の記述が可能です。

  • トップページだけJSファイルを読み込む
  • ウェブページのみ特定のCSSファイルを読み込ませる
  • 特定のカテゴリのページのみ、サイドバーの表示を変える

といった処理が可能です。

ウェブページとカテゴリの違い

ウェブサイトを管理する『ブログ』と『ウェブページ』の使い分け | Movable Type 4 ドキュメント

このページに掲載されている図版がわかりやすいです。
なお、「ファイル(アイテム)」は、画像以外に音声ファイルやPDFなどにすることも可能です(かならずしも画像でなくても良い)。
なので、今回のサンプルサイトでは、商品画像のサムネイルを出しましたが、例えばプレスリリースのPDFをアップしておいて、PDFの一覧を出力する、というような使いかたも可能です。

実際のコーディング手順

ここまでが基本なので、最後に私が通常おこなっているコーディング手順を記載します。

デザインデータの確認

  1. HTML・CSSでコーディングをおこなう
  2. HTMLの中のデータを、MTのテンプレートタグに順次置き換える
  3. サイト内で共通して利用する部分を抜き出し、テンプレートモジュールとして保存する
    (divタグなど、開始と終了のタグが離れるときは注意)
  4. サイトを再構築しながら出力結果を確認する

だいたいこんな流れです。
MTの標準テンプレートは、トリッキーなタグ付けやモジュールのインクルードをしていて、ちょっと初見ではわかりにくいところもあるので、最初は簡単なHTML(CSSなしで)をテストしながら試してみるのが良いと思います。

コーディングを速くするための工夫

MTのテンプレート作成をすこしでも速くするために取り入れている小技。

Dreamweaverのスニペットですが、Webで調べたサンプルコードや、どんな案件でも必ず使うパターンのコードの書き方など、使用頻度の高いものをスニペットとして登録しています。

こんな感じ。

20091028MTスニペット

その他、管理画面からMTのタグを調べたり、トップページのリード文を別ファイルにしておく、など、いろいろあります。

再構築トリガーの設定について

ブログの管理画面から、ツール→プラグイン→MultiBlog→設定の中にあります。
一般的な構成のWebサイトなら、「ブログ記事の保存時」に「インデックスを再構築する」で大丈夫だと思います。

+αの設定・リファレンスなど

TinyMCEのテンプレート機能

これは便利なのでこの前ブログに書いたのだ!
MTのTinyMCEプラグインの設定 | 19740308(TM)

テンプレート差し込み機能は本当に便利で、かなり運用が楽になりそうなので是非やってみてください。
ただ、MT5はまだβ版で上手く動作しないので、やってみるならMT4で。というか、この記事を書いている今もTinyMCEを使っています。

参考サイト

参考書籍

私が普段使っている2冊は、

Webプロフェッショナルのための黄金則 Movable Typeテンプレートタグ虎の巻 Movable Type 4.x対応 (Web Designing BOOKS)
▲Webプロフェッショナルのための黄金則
Movable Typeテンプレートタグ虎の巻
Movable Type 4.x対応
Movable Type プロフェッショナル・スタイル MT4.1対応
▲Movable Type プロフェッショナル・スタイル
MT4.1対応

これだけです。
ただ、タグ辞典+超専門書なので、初心者だったら、タグ辞典(これはみんな必須)+入門書が良いと思います。

基本からしっかりわかる Movable Type 4.2 カスタマイズブック(Web Designing Books)
▲基本からしっかりわかる Movable Type 4.2 カスタマイズブック

たぶんこれが良いはずです!

今度はもうちょっとうまくやろう

当日は、約1時間の駆け足で、MTの機能やタグ・テンプレートの解説、基本的なテンプレートの構築手順などを話しました。
ただ、参加する人の経験やレベルがバラバラなので、全員が満足する感じにするのは難しいのですが‥‥。

尚、当日は、シックスアパート関社長と広報高橋さんのお気遣いで、全員にMT5ステッカーやシックスアパート飴、じゃんけんで勝った方には、ノベルティのトートハッグや書籍を差し上げました。
こういった形で勉強会をサポートして頂いたことに、御礼申し上げます。

また、他のところでこういうことをやる機会があったら、もう少しポイントをしぼって実演をたくさん入れたプレゼンにしたいと思います。
参加された皆さんおつかれさまでした+ありがとうございます。

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