さよならトレドミン

今日、年に一度の診断書発行などもあり、いつものクリニックへ診察に行きました。
診察の結果、今日は私にとって非常に大切で忘れられない日となりました。

さよなら、トレドミン。
明日からは完全に、自分だけの力で生きていくことになったよ。

前回、試験的に断薬を開始して、経過を観察していたのですが、1ヵ月通して気分・生活態度などの自己コントロールが可能で、かつ、トレドミンの服用を一時的に再開した時の副作用の出方が酷かったこともあり、今後は飲まずにやっていける(普通の人と同じ日常生活が送れる)見通しになりました。
診察室では、先生に「今度は睡眠薬を減らすようにしよう」と言われました。
私もいつか、そう遠くないうちに完全に薬を断って生きていくことができる、その見込みがあるんだなぁと、あまり実感らしい実感もなかったけど、ひとまずはホッとした気持ちになって診察を終えて帰宅したのです。

しかし帰りのバスの中で、鏡に映った自分の顔を見て随分変わったのかなぁ、そうでもないのかなぁ、昔から私のことを知っている人が見たらどう思うのかなぁ、これまでいろんなことがあったなーと、治療を初めてからのことをいろいろと思い出し、一度ならず二度諦めたけど、それでも死なずに良かったんだ、と思ったら、どうしても涙が止まりませんでした。
バスを降りてから家に着くまで、雨降りの夜道を1人でグズグズと泣きながら帰宅しました。それぐらい嬉しかった。

夜寝て朝起きるとか、3食きちんと食べる、体を動かす、当たり前かもしれないけど、ここ何年かはそういった「当たり前」のことこそ、人並みに出来るようになろうと意識して過ごしてきました。
時々「こんなつまらないことを必死に続けて、意味があるのだろうか」と考え、嫌になって、あー、やめたやめた、と投げ出しそうになったこともあったけど、ささやかなことをきちんとやってきたおかげで、この結果になったのかも知れません。

大げさな、と思われるかも知れませんが、私のこの9年間は、決して平坦なものではなかったと思います。
長く続けるつもりだった仕事を辞め、入院したり体を傷つけたり、ぼんやりしたり、ハイテンションだったり、痩せたり太ったり、周りの人が集まってきたり離れていったり、口汚い言葉を投げつけられたり、知らない人にあれこれ言われたり、親切にしたりされたり‥‥こうやって思い出しみるだけでも、色んな人の顔や名前が浮かびます。
その中には、どんなに会いたくてももう会うことができない人達もいます。それが残念でなりません。

私は総じて人間関係には恵まれているほうだと思います。
ありがちな言い方ですが、家族を含めて、いろんな人に助けてもらったり、力を貸してもらったりしてからこそ、ここまで来れたのでしょう。
私の病状を理解し、協力や助言をくれた人達に感謝しています。どうもありがとうございます。

今はとにかく、減薬のプロセスがうまくいったことにホッとしています。
安心したし、とても嬉しい。
明日以降の生活を新しく新鮮な気持ちで迎えたいと思います。本当に本当に良かった。嬉しい。ありがとう。

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