法務と財務

最近経歴を聞かれることがあったのですが、私は美術の勉強を専門的にしたことはなくて、

  • 公立高校の普通科
  • 私大法学部法学科
  • 経理事務約5年

ののちに、Webの仕事をはじめました。

高校・大学はどうしても英文科に行きたかったのですが、高校は私立で授業料が高いので、どうしても公立に行かなくちゃいけなくて、大学生になるときは既に「英文科行っても特にメリットないだろうなー」と思って、留学することなども諦めていたので、公務員になるのが良いと思って法学部に行きました。
当時は裁判所事務官になりたかったのです。

ところが大学では、刑法が難しく、実生活に即した民法(家族法を卒論テーマにした)や、行政法のほうが面白くて、あまり公務員になるための何か、というのは考えて勉強したりはしてませんでした。
その代わり、民事訴訟の争点になるものとか、行政法における「禁止の解除」の概念とか、生きていく中で、身に付けておいたほうが自分が楽になるであろう知識は得られたと思います。 

で、大学を出る頃にはすっかり不景気になって、公務員試験の倍率がものすごく、そのまま就職せずに卒業してしまいました。
仕方ないので、役所でアルバイトしながら経理を習いに行き、簿記3級を取得したのち、アルバイトの期限が切れたあとに経理の仕事を見つけて、そのままそこで体をこわすまで5年近く勤務しました。

経理部での担当業務は、小口現金の出納と給与計算が主で、決算業務は手伝うぐらいでしたが、システム開発会社にいたので、ソフトウエア製造の原価計算の仕組みがどうなっているのか知ることができました。

その時は「ふーん、人件費ってけっこうかかるよね」ぐらいにしか思いませんでしたが、受託業務の契約書作成とか、どういう時に国税局が来るかなどはわかったので、今となっては経験しておいて良かったなーと思います。

Webデザイナーの仕事も、フリーランスだと1人で何でもかんでもやらないといけません。

受託契約書を作る時は印紙はいくらのを貼るとか、どこに印鑑を押す、どうしてそこに押すのか等、1つ1つ意味があるので、わからないで適当にやっていると、割と危ない(と、思う)。
制作費を決める時も、何となく「みんなこれぐらいでやってるから」じゃなくて、日常使用している機器の原価(償却)とか、自分に対する人件費、光熱費などなど、見えないところにかかるお金のことを意識できているような気がします。

経理の仕事をやめたときは、穏やかな辞め方ではなかったせいもあり、「こんな金勘定、二度とするか!!」と思っていたのですが、お金のことはどこに行ってもついて回るから、ホント良かったわ、と、最近よく思います。
ただ、契約書関係のことは、下請法がまだ完全にわかっていないので、どこかで勉強できることがあればしてみたいなー。

法学の勉強もすごく面白かったです。
この仕事してると、美術の専門に行っていれば‥‥と思う時も多いんだけど、生きていく上で必要なことを学べたので、経理も法律も、20代の時に勉強できて良かったなと思います。 

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